埼玉吹奏楽コンクール新人戦が始まりました。
すでにお正月明けの先週から、ホール練習のお客様も。
今年も夏に向けて始動ですね。
元旦にDさんと顔を合わせた時に、この演奏会の事を話したら少々驚いてました。
実は私は3年ぶりに聴いて、3回め。
Dさんからは質問が。「初めてでなくても感動がありますか?」
やはり、全部聴いて、ベートーヴェンが最後に到達した世界に、あらためて感動しますね。
第1番の冒頭から意表をつくような始まりですが、第3番では突然、最高峰に登頂してしまって、第5番はすでに宇宙に到達したような。
ところで、あらためてステージ上の打楽器を見ると、第9番でようやく大太鼓にシンバルとトライアングルがセットされましたが、それまではティンパニだけ。なんとシンプルな編成で、あれだけの交響曲、と思います。
まあ、実際には普通の演奏会とは違った雰囲気を感じるところがいいのです。
皆さん長丁場をそれぞれに楽しんでいるといった感じです。
指揮者に演奏者の方々は、そんなどころじゃないですね。
大晦日はベートーヴェンの交響曲を聴きに東京文化会館に行きました。
第九?
もちろん第9番も。でもそれは、あくまで9番目の最後に。
というわけでベートーヴェンの全曲演奏会です。
「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会2015」
指揮:小林研一郎 管弦楽:岩城宏之メモリアル・オーケストラ
午後の1時開演。最後の第九は終わるのは日付が変わる10分前予定というもの。
途中は5回休憩があります。一番長い休憩は90分。
まあ普通は考えられない話ですが、それでも今回で13回だそうです。
さて1番拍手がすごかったのは第7番。でも私は今回は第5番。
指揮も演奏もすさまじくて、ステージ上に音楽が「生きている」と感じました。
終演後、ホワイエに出ると、小編成で「美しき青きドナウ」の演奏が始まりました。もう新年ですね。人で誰が演奏しているか見えませんが。
さすがに、帰宅して寝るときに疲れを感じましたが、断じてその日のではなく1年のです。
このところCDで聴く時間はなくて、自動録画されている番組もなかなか。
今日は夕方に横になって録画をつけたら、瞬間に寝てしまって、終わった後のCMで目が覚める、というのを2回繰り返してます。
逆に、幸運にも、いろいろな場所で演奏を聴く機会がたくさんありました。
つくづく思うのが、同じ曲でも本当に違って聴こえるものだということ。
面白いですね。
今月はマーラーの交響曲第1番を2回聴きました。
先日は、後ろを気にしない席で、前のめりになって、最後までそのまま。弦楽器に、木管・金管、打楽器がつぎつぎに繰り出す音が、実に面白く楽しい時間でした。
いつも思いますが、客席側はみなさんお行儀が良すぎて、なかなか聴き手の感動を伝えられないのが、少々もどかしいです。
ことしも素晴らしい演奏を聴かせていただき、ありがとうございます。fff
昨日、国立オリンピック記念青少年総合センター大ホールで開催された、音楽高校生によるVirtuoso Youth Orchestra(ヴィルトゥオーゾユースオーケストラ)の演奏会。
指揮者にソリスト、そしてオーケストラ・・・。
ところが、それだけでなく、主催から運営まですべて自分たちでやり遂げてしまったのがすごい。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番のピアノは藤田真央さん。
ソロ部分の迫力。存在感は相当なものですね。
後半のブラームス 交響曲第1番。
ジャンプも交えながらの俊敏な指揮に、オーケストラも、はっとするほどのダイナミックな響き。
全身全霊の指揮を振り切った大森大輝さんの姿に、心打たれました。
昨日は練馬区・光が丘の光が丘IMAホールに行き、ギターアンサンブルを聴きました。
芝浦工業大学第52回ギターアンサンブル部定期演奏会。
ソロではなくアンサンブルとして聴く機会というのは、なかったです。
曲目は、Sing,Sing,Sing(ルイ・プリマ)、恋人たちのクリスマス(ウォルター・アファナシエフ)から、リベルタンゴ(アストル・ピアソラ)、パッヘルベルのカノンなどと、とてもバラエティに富んでいます。
プログラムには作曲者に並んで、編曲者名が載っていますが、そのほとんどが、今日演奏しているメンバーの方々なのです。
吹奏楽などとは違って、なかなか楽譜が揃っているわけではないので、まずは演奏するために編曲をして楽譜にする必要があるのだとか。
楽譜をつくることから始まる演奏会とは、とても素敵ですね。
大きさと形は、あまり差がないように見えますが、コントラバスギターやギタロンとなると、さすがに深い音です。
ギターの種類によって、音域はもちろん、音色もだいぶ違います。
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」より「花のワルツ」は、それぞれの音色がとてもよく聴こえて良かったです。
頭のなかは「花のワルツ」です。
現実、仕事はそんな雰囲気でもないのですが、思い出したように繰り返し。
こんな感じで来年のバレエまで行きますか。
いや、その前にはドーンとベートーヴェンの9つの交響曲が・・・。
というわけで、それまで引き続き頑張ります。
春日部市民文化会館に行きました。
日本工業大学吹奏楽団第32回定期演奏会です。
日本工業大学といえば、鉄道ファンなら畏敬の念でそのニュースを聞いたはずの、かの明治SLの復元動態保存。
冒頭は行進曲「SLが行く」(若杉海一)。
それにしてもプログラムには、ミュージック・タイムマシーンがテーマとあって、年代どころかジャンルも相当に幅広い。最後の方には団長さんのコメディまで。(えっ、違うの?)
クラシックからトトロまで、たくさんの音楽を素材に、楽しい演奏会をつくりあげていますね。
日本のものづくりの将来は明るい!
今日は、特にチャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」やグレン・ミラー・メドレーが熱演でとても良かったです。
今日も1日いろいろ。
うちのメンバーさんもほとんどフルで頑張ってもらいました。
土曜日は寅さんもやってますが、奮闘努力の・・・、というのが私の思いで・・。
そんな中、運良く夜になって1時間ほど、新宿駅前の明治安田生命ホールでジャズを聴けました。
早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブ第54回リサイタル。
ジャズの発祥の地、アメリカ南部ルイジアナ州の町。
トラディショナルなスタイル。
バンジョーギターが印象的です。スーザフォンも登場。
明るいようで、実は悲哀も感じる音楽。今日はなんとなく泣けますね。
今日の汗と涙は、明日への糧です。
昨晩は東京文化会館へ。
早稲田大学フィルハーモニー第73回管絃楽団定期演奏会。
指揮は東京文化会館音楽監督の小林研一郎氏。
前半はシベリウス 交響詩「フィンランディア」と、チャイコフスキー 弦楽セレナーデ。
フィンランディアは、地の底から湧き上がるような金管の音と、間合いが印象的です。
弦楽セレナーデは、この曲の面白さを堪能できます。
後半は、マーラーの交響曲第1番。
1時間近くの曲ですが、親しみやすいですね。めまぐるしく変化していき、3楽章などは聞き覚えのあるメロティもでてきます。ただ私は、ライブで聴く機会はあまりなかったような。
最後の最後は圧巻の金管群です。
満員の東京文化会館は、ものすごい大喝采。
アンコールの用意はないところ、フィナーレの部分をもう一度。
小林氏の花束は、ポーンとコントラバストップに。微笑ましい光景でした。