さいたま市の川合運輸株式会社です

旧熱塩駅舎のお話の続き

昔々・・

地図を眺めていると、鉄道に興味のない父がめずらしく覗き込んで、会津と鬼怒川の間を指さしました。

そして点線のような、建設中という部分を見て、「ああ、ここだ。ものすごい山の中に線路を建設中なんだぞ」。

今から思うと、当時、埼玉から会津まで、定期的に運行する便があって、もちろん東北道など開通前。鬼怒川から先、山中の国道を抜けて会津に出ていたわけです。もちろん冬場は難路。

そのような関係で、建設工事を目にしたのかもしれません。

それから十数年後、現在のように、ほとんどトンネルで通る豪華な線路が出来て、浅草から東武電車が途中まで直通して、会津までが繋がったわけですが、実はその先の計画が・・・あった。

その先は、喜多方を抜けて、米沢まで。そうすれば奥羽線に繋がって、山の中の縦貫線だったと考えると、わかりやすいですね。

その際に、熱塩駅まで線路が出来て、そこで中断。路線名は、そのすぐ先の日中温泉から名づけられて「日中線」。

でも、後半は、列車は朝、夕、晩の3便しかないので、「日中は走らない日中線」という話が有名だったようですが、どうも路線名の命名が少々変わっている。

経緯は、もう地元の人でないとわからないのかも。

先日の東北からの帰路に、わざわざ通ってみたわけですが、新しい国道の立派なトンネルをいくつも抜けたところで、ちょうどトンネル名が「日中トンネル」。もともとの日中温泉は、ダムの下。

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いずれにしても昔々のお話でした。

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About 川合 修

さいたま市・川合運輸株式会社の川合修です。昭和10年創業の運送会社を受け継いではやそろそろ30年近くになります。企業のお客様だけでなく個人・団体のお客様からのご依頼が多いのも当社の特徴です。わかりやすく丁寧にご説明する一助になればと思います。

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