さいたま市の川合運輸株式会社です

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熱・デリケートな商品を守る

原則的には普段、乗務員さんが運転する車両はほぼ固定されているというのが普通です。業務内容が固定の仕事、つまり専属と呼ばれる場合はなおさらです。

ただ、稀に配車の都合で車両を変更せざるをえない場合もあります。
ただ、変えられることは本人とってはあまり気が進みません。他の慣れない車両に乗るのも嫌だし、大事にしている車両を他の人に使われるというのも嫌なのです。これは当然ですね。

最近、ある都合によって、専属便に乗務しているベテランさんに一日だけ車両の変更を打診。ところが、配車担当者に対し、頑なに、この仕事は他の車両では困るのですと。・・

理由はいろいろですが、車高が低いこの車でないとルートを変える必要が生じる、進入できない行き先があるなど。
ところが、他にも荷台に丁寧な養生がされていて、積載する商品を保護していることから、他の車両を使うとなると、商品を保護するために相当な手間がかかるというもの。

結果的には、配車都合による車両変更はしなくても済んだのですが、この一件で、こちらも思い起こすことになりました。

このベテラン乗務員さんは、帰着が遅くなることも多く、会社で会うのは周囲も暗い頃。運転席で日報を記入しているかと思えば、しばらく運転席に姿がない。後ろの荷台側に回ってみると、薄暗い荷台の照明のなか、時間をかけて丁寧に掃除をしています。

この車両の荷台には全体にウレタンが貼りめぐされています。積載する商品は樹脂製の透明な製品。ビニール袋には入っていますが、わずかのホコリが、輸送中に擦れて微小な傷が付く恐れがあるのです。
だいぶ前にそれが原因で一度、納品先からのクレームの発生があり、それ以降、神経質すぎるくらいに毎回、帰着後に掃除をして、そのような傷がつくのを防いでいます。

このよな頑なまでもこだわりを日常的に励行する人がいて、はじめてクレームゼロの業務が続いているわけです。
ところが、このような事は目立たない事。うっかりすると私も忘れてしまうことがあります。

車両の変更を受け付けなかったのは、ベテラン乗務員さんの静かな炎でした。

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熱・作業方針検討

輸送もさまざま。基本的には分野にわかれています。
分野が同じでも、重量や大きさなど若干種類が変われば扱いも変わってきます。

少々変わった依頼があり、作業方法などを検討しているうちに、メンバーの中でも以前に携わっていた仕事から、知恵をもらえないだろうかと考え、豊富な人生経験を持つ元気なボディーボーダー氏に相談。

作業に使用する車種の選定。そして使用する道具の検討。さて、道具がきまったら、それをどのように揃えるか、どのような手順をとるか。

手順を説明しながら、いつの間にか、口調にも熱をおびてきます。
長年、さまざまな機材を駆使してきた経験に火がついたようです。

いまは省力化が進んで、画一化した作業が多くなりましたので、じっくり作業方法を検討してのぞむような場面も、基礎的な技術を維持するためにも、必要なことです。

やはり経験豊富な先輩の話を聞くのが一番。一瞬、頭の上に後光ならぬ、炎が見えました。

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無事完了

本日は空港にて、楽団の方々のお荷物をお渡しして2週間のツアー輸送が無事完了しました。
ターロガトー(クラリネットに近い民族楽器)の奏者の方は、演奏中もとてもニコニコが印象的でしたが、空港に到着されてお見かけした時も、ひときわ笑顔で楽しい方でした。
ラースロ・ベルキとジプシー楽団。
スーパーテクニックのソリストとして、楽団を率いるベルキ氏は、父である先代ラースロ・ベルキと同じ名前(実名)で、楽団を率いています。

高いレベルでのジプシー音楽の演奏を実現するべく、奏者も厳選されているとの事。

ツィンバロン奏者の方のソロのテクニックもすごかったですね。弦の間隔も狭そうなのに目にもとまらぬ速さでスティックをあやつっています。

古代ペルシャで生まれたサントゥールという楽器の流れをくんで、東欧につたわった楽器。音はチェンバロに近いのですが、木琴のようにスティックで直接弦を叩いて音を出します。ピアノの祖先などと表現する人もいるようですが、いろいろな楽器があるものですね。

運搬時は足をとりはずして、向きをタテにして専用のケースに収納しましたが、その姿も、なんとなくグランドピアノの保管時を連想させて面白かったです。大きさはずっと小さいのですが。

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公演最終日

ツアー輸送も、今晩の公演で最終。
搬出を完了して出発との報告がありました。

予定のスケジュールでは、都市の駅前でのホテルでの荷物の積卸しが、道路混雑時にスムーズに行くかどうか不安な場所もありましたが、関係者様のご配慮もあり、現地にて時間帯を大幅に変更し、スムーズにに作業完了できたとの事。

弊社の担当者にたいして様々なお気遣いいただき、ありがとうございます。

こちらも細かいところで、連絡がたりないところもあり反省点もいくつかあります。
帰着するまで運行は続きます。
最後まで気をゆるめずに輸送にあたらなければなりません。

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パレットの憂鬱4

パレット輸送といっても、例えば弊社での例だけをあげれば、車両の荷台の上に乗っているときはパレット輸送、でも到着したら別。などという事があるわけです。

それに何やら廃材の処分がついてまわったりと、どうもフォークリフトでの作業による省力化をいくぶん相殺するような負担を輸送業者が行なっているという構図は、ある程度あるのだと思います。

さて、だいぶ以前の話になりますが、ある時、確か海上コンテナの容積などを調べているときに、海外のパレット規格の種類、そしてそもそものパレット輸送の未来などという、そうとう昔に作られた構想を知ったのです。

特に誰の(どの会社の)パレットということを、あえて決めるのではなく、同じ規格のパレットをすべてに適用して輸送を効率化するというもの。
パレットにて荷物を出庫して、トラックに積む。パレットは出ていきますが、入庫の時にパレットが入ってきます。
そのようにパレットひとつひとつの所有は特定せずに、パレットが流通するという形でした。

それを読んではじめて本来のパレット輸送の概念を知り、これは素晴らしい話だなと思ったわけです。

ただ、全体の理想のみで推進できていれば、ずいぶん違った形になったのだとは思いますが、それぞれ企業には自社の製品に合わせたパレットサイズなどがあります。1個の製品にかかる輸送費を極限までに押さえる計算には、共用パレット使用という前提はありません。それに当時はパレット輸送に対応する車両も少なかった事情もあると思います。

というわけで、ある意味当初の理想の形を意識する人も少ないのではと思われる、色とりどりのパレットの現実の話でした。

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気配り

昨晩の搬出作業の後、しばらく遠征に出る車両を見送り。

その後、ステージマネージャーさんと光栄にもお酒の席でご一緒できました。

搬入時の短い間にも、強く感じたのは、やはりとにかく、演奏者に対して、いかにベストなコンディションの場を提供するかということに全力で取り組んでいる姿。

ステージの床の状態によっては、楽器の足の一部がガタついたりする場合もある。そのような場合の使用する小物まで用意されています。そして時間をかけて特殊な楽器の組立手順を奏者から聞き取っています。

リハーサルから本番にかけての、おそらくは聴衆には理解できなほどの緊張状態を強いられる奏者の人にとっては、このようなステージマネージャーの存在は、とても頼り甲斐のある人なのだと思います。

そして輸送の世界のことも熟知しておられます。とにかく一貫して気配りがすごい人。これは才能?努力?。また機会があったらお聞きしたいと思います。

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各地のホール

昨日は西東京市にあるホールへの搬入・搬出。

この日は担当乗務員さん以外に、配車担当のマネージャーも立ち会い。画像を送ってもらいました。

このホールは市庁舎併設。いつも前の道路をよく通っていましたが、広い敷地に新しい建物があって、綺麗な市庁舎と思っていました。こんなりっぱなホールがあったのですね。しかも2種類のホール。ワークショップの開催など活動も盛んな様子。

ホールの立地も様々ですが、搬入時の制約があったり、待機中の駐車場所の問題がどうかなど、乗務員さんはその辺は気になるところです。
施設の担当者の皆さんは、このような問合せにはとても丁寧に説明があるので、こちらも安心です。

新しい施設は、親しみのある命名がされていますが、ここもいい名前ですね。

西東京市保谷こもれびホール

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マーチング イン オカヤマ

明日から二日間、10月7日・8日は岡山にて2012マーチング イン オカヤマが開催されます。

「マーチングの街 岡山」を全国に向けて発信しているこのイベントは「街角に音楽を」をテーマに昭和63年から開催されています。
7日は屋外でのパレードおよびコンサート。8日は体育館でのメインフェスティバル。

参加される社会人団体のお客様は昨晩遅く、一部楽器の積込、そして今朝は早朝から再度楽器の積込し、今日は日中は屋外で練習。
弊社のトラックも夕方に岡山に向けて出発です。

屋外でのプログラムもあるので、天候によるスケジュールの変更もあるのですが、今年はまず大丈夫そうですね。

お客様からの最終スケジュールは昨日朝。予定時間が大きく変更になったため、再度運行計画を練り直し、最終のミーティングに間に合わせました。
スケジュールと休憩時間の確保との調整も重要です。
それに今日の動きでは、待機中の車両の駐車場所の設定も難しい場所でした。河川敷付近の場所なので、問題ないだろうと思っていたら、担当乗務員さんの指摘で判明。今回はパーキングエリアを休憩を兼ねて活用。

やはり現場の情報は大事です。

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パレットの憂鬱3

物流倉庫内で使われているパレットは、木製でも樹脂製でも長年使用に耐える頑丈なつくりです。

ところが輸出専用で繰り返し使用を考慮しない場合では、昔は簡単な木製。木材が駄目な国に対してはダンボール製のパレットを使用したりもしますが、最近は安価につくられた樹脂製もあります。
海外から入ってくるパレット梱包貨物も、ごく簡単な作りの木製だったりします。

このようなものは、他の用途に使うにはちょっとという感じで廃棄物になってしまいます。

燃やしたりした昔とは違い、なかなか木製パレットの処分には費用がかかります。
以前に、産廃業者さんの費用があまりに高いので、色々探してようやく、パレットをチップにして再資源化する業者さんを見つけて、そこへ持ち込んで、自社の輸送費用のみで廃棄処分料をかからなくしました。

お客様の会社や、納品先の会社では、それぞれのシステムで物流管理をしており、規定のパレットを使用しています。
そのため、パレット化された荷物を、納品先で、梱包を解いて箱単位で納品先指定のパレットに並べ、解いたストレッチやパレットを持ち帰るという事が結構あります。もちろん廃棄物をやたらに発生させたくないという事情もあると思います。
そのような場合、回収した廃材を、積み込んだところへ返却する場合もあれば、こちらで処分する事もあったり、そもそもその辺の取り決めがうやむやだったり・・。

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パレットの憂鬱2

あるお客様に輸送の見積。
しばらくそのままでしたが、ここへきて再度話が出てきたまではよかったのですが。

見積したときには、輸送時のパレットの件の詳細はなかったのですが、パレット輸送が前提とのこと。
こちらの見積額は、従来の業者さんの現行金額よりも低かったのです。

ところが、具体的な話になってくると、パレット輸送に使用するパレットはそちらで用意できますか?
パレットは行ったきりになる、いわゆるワンウェイになるとのこと。

現行で輸送している業者さんはすべて自前でパレットを用意しているのだそうです。
しかし回収が行われない前提では、パレットのコストを無視できません。
ワンウェイ用のパレットというと樹脂の新しい商品も出ていますが、使い捨てというほどのコストまでは下がっていません。
中古パレットを調達するにも、その中古パレット自体の輸送費分まで考慮すると同じようなコストに。

結局、そのパレットの条件が、金額の差を埋めてしまう事になって、お客さんへのメリットが提示できません。
輸送の利便性を向上させるためのパレットが、こんなところで交渉のハードルに。・・・。

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