さいたま市の川合運輸株式会社です

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JR福知山線尼崎脱線事故3

それでは裁判の判決などは別にして、本来どうするべきであったのか。ということが問われます。
事故を予見できたのか、出来なかったのか。
これは、「想定できたのか」「想定できなかったのか」と言い換えると、まさに現在の原発事故の問題を経た私達には、福知山線事故の当時とは違う視点から考えなければならない事になってしまいます。

当時の常識では「予見できなかった」としても、ある一定の理解を得られたとしても、現在の常識は変わりました。
ミスをした社員に対し、ペナルティの意味合いを含む教育がなされていたとしたら、戦後の「貴様らは・・」とは時代を飛び越えて、新たに「精神論で・・」との批判は受け入れざるを得ません。

常識では考えられなくとも、人間が操作すれば起こりうる危険は「想定できる」事象に入ります。乗客の命を第一に考えれば、積極的により安全な装置の導入を計画的に進めなければならないという判断が正しいと思われます。

それでは、鉄道会社には、そのように判断すべきと考えた人はいなかったのでしょうか。
ここで、以前にホームの安全の事で触れた、鉄道技師に島秀雄氏の話になります。
島秀雄氏は生前、ホームドアの件とは別に、鉄道の進むべき方向として、「鉄道車両の運転は完全に自動化し、人間は安全確認に注力する」と主張していたというのです。

島氏は、専門家としての膨大な事例・研究から、おそらく早い時期に、人間による操作の正確性に限度を感じ、既に進むべき方向性は見えていたのではないかと思われます。

ただ、現実の鉄道会社の運営側としてみると、輸送需要の増大化の過程、そして人口減による旅客数の減少の時代と、常に、目の前の事象に対応を迫られ、「理想」は後回しにならざるを得なかったとも言えます。これだけ相互乗り入れなど、複雑化した路線に、さまざまな種別の列車が行き交う大都市圏の車両、しかもこれだけ高密度で運行されている鉄道車両を自動化するには、一体どれだけの・・。それにかかる費用は?・・、新たに決定された整備新幹線の予算は?・・ ・・・

「人」のために、よりよい道を考えるには、経済的な常識から離れて、それこそ極端に言えば「理性と英知」にまで踏み込まざるをえないほど、現在の私達につきつけられた問題は重いのです。

JR福知山線尼崎脱線事故2

私はこの事故については、裁判のことはもちろん専門外ですし、鉄道についても当然専門外ですので、あくまで私見になります。

記事にかかれている「ATS」の設置を怠った、というところ。この場合のATSは、赤信号を無視したときに作動するという事ではなく、より進化したATSのことを指します。区間により定められている速度をオーバーしていたときに急ブレーキを作動させるものです。この装置は他の路線では既に設置されていますが、どういう基準で判断されているかは、こちらでは不明です。

新幹線だったらCTC、山手線のような路線ではATCなど、路線の性格、列車密度などで優先的に整備するシステムの選択、方向性が決められているものだと思います。

福知山線の事故現場は、長い直線区間が続いた後、神戸線が通る本線に合流するように曲線で尼崎駅に向かう区間の、曲線が始まったところで発生しました。
曲線を通過するときの速度は、当然直線区間で走行する速度よりも大幅に減速することが定められています。しかも十分に安全を見込んで、物理的に転覆の恐れがある危険な速度よりも、より低い速度に設定されています。しかも、曲線がはじまる地点では既に、安全な速度に落ちていることが大前提になっています。

鉄道会社で運転士として勤務できるようになるまでには、相応の訓練・試験が必要であり、この曲線での減速という大原則を理解していなかったとは、とても思えません。

ある意味、鉄道会社の側にたって考えるならば、今回の事故を予見できたかというと、「出来なかったと」なるのが、その「当時」の常識からすれば妥当とも言えなくもありません。

ところが、今回の裁判の報道の中で、会社側に対し教育を「精神論を優先し・・」との記述が見えました。50年以上経て、状況が全く変わった中で、新たにそのような視点での批判がなされたことになります。(続く)

大宮開成中学・高等学校吹奏楽部さんの定期演奏会

本日は大宮開成中学・高等学校吹奏楽部さんの第17回定期演奏会がさいたま市民会館おおみやにて開催されました。
私と専務とも、このあと別の用件があり、惜しくも演奏を聞くことが出来なかったので、朝の楽器搬入の時にご挨拶させていただきました。次の機会に是非聴かせてください。
顧問の先生を探して、搬入口から舞台袖あたりを歩いていると、やはりこの独特の雰囲気。生徒さんの期待と緊張の気持ちが伝わってきて、いつもながらワクワクしてきます。

中学・高校が一緒という事で、皆さん礼儀正しくてきぱき動かれています。
搬入が終わり、担当乗務員さんと話をしているうちに、専務の姿が見えない。あれっ、と探して正面にまわると、もうすでに正面で看板などの用意をしている生徒さんや先生と、あれこれ話しています。写真を撮ったり、コンクールに向けても頑張ってくださいと激励していたとか。さすが営業・広報担当。

昨年に引き続き校外での演奏会との事ですが、こちらの学校では、外部から管楽器奏者などの専門家の講師を招いて指導を受けるなど、今後の一層の活躍が期待されます。

添乗指導二日目

昨日に引き続き、本日も添乗です。
乗務員さんはより経験年数の長い超ベテランです。長年、この乗務員さんのタコグラフチャート(走行時の速度などが記録されたグラフ)を見ていますが、非常に一定の速度を保って運転しているのが特徴の人です。
車間距離や危険予知意識とも問題なし。
さて、いかに安定した運転ぶりでも、やはり油断は禁物です。一般的な傾向として中堅層の乗務員さんが過信からくる油断が原因の事故が起きる傾向があると言われています。

今回は、交差点などでの曲がり角を中心に、ミラーだけでなく、直接目視による確認を意識するようにとのアドバイスです。

写真は昨日のもの。成田空港の貨物地区とターミナルを結ぶ、徒歩用の長い地下通路。何度も通るところですが、いつも誰もいない時間帯。天井の低い通路を一人で延々と歩くのはいつも少々気味の悪いものです。

添乗指導

本日は早朝から成田空港へトラックに添乗です。
当社では、ほぼ毎日、成田空港周辺倉庫への納品、成田空港貨物地区からの貨物の引き取りの便を運行しています。ただし今日の目的は、空港ではなく、運転に関する添乗指導です。
当社では若手でも、経験年数は長い乗務員さんですから、特段大きな問題はありません。唯一、一箇所だけ危険予知に関する項目でアドバイスとなりました。前方の車両が、路地へ左折合図に合わせて、エンジンブレーキで原則まではいいのですが、曲がり始めたところでのアクセルを踏むタイミングが少々早いというもの。曲がり始めた前方の車両が、万が一途中で停止することもありえるからです。

さて、意外だったのは車内での会話。天文の事に興味あるそうで、以前であれば驚くような話が最近は次々に出てくるということから始まり、太陽活動の異変が天候に与える影響だとか、太陽フレアによってデータはどうなるとかの話題が続きました。結構高度な会話ですね。

途中、普段は渋滞しないところで突然、車が進まなくなりました。1時間以上止まったまま。やがてノロノロ進むようになり、やがて事故現場が。敷地内から国道に出たトラックと、軽乗用車の事故で、どうも状況はよくわかりませんが、トラックは自走不能の状況でした。とにかく安全第一。気をつけましょう。

武道館

週末はとつぜん武道館へ。
親戚の子、といってもとてつもなくでかいのですが、全日本学生柔道優勝大会です。到着してすぐ、女子がおわり、男子の開会前で、全員がフロアにずらり。君が代斉唱。柔道を見るのははじめて。武道館もだいぶ久しぶりです。

並んだ学生が、試合開始にあわせて引き上げると、武道館のフロアにはカラフルな畳。六面での同時進行です。昨日は別のイベントがあったため、深夜からの準備作業だったとか。
そういえば、柔道ではないですが、以前、別の武道の試合のマットの運搬の話がありました。競技によって使用する道具もさまざまで、名称や数はわかっても、具体的なサイズや重量がわからないと積載量を算出できず、見積もりを出すまでにその都度いろいろ調べる必要があるのですが、なかなか初めてわかることも多く面白いです。

北の丸公園は昔の江戸城のエリアですから、皇居のお堀も含め、関西からの親戚はその規模の大きさに感心しきり。「きれいわあー、でっかいわあー、大阪城のお堀とぜんぜんちゃうわー、天皇陛下ってどこらへんに住んではんの?」・・・だそうです。・・・

 

物流産業新聞社さんの取材

本日は物流Weeklyの株式会社物流産業新聞社さんが取材に来て下さいました。

Gマーク認定に向けての取り組みと、弊社の社内改革への取り組みという話題が取り上げられました。

画像は左が株式会社物流産業新聞社の大西さん。右は弊社、営業・広報担当の川合専務です。ふたりとも関西出身。ひととおり、取材が終わった後の、地元の話題は、こちらでは全くわからない内容ですが、盛り上がっていました。

大西さんは物流に関する高度な資格もお持ちで、情報の最先端で仕事をされている方なので、一応運輸業界に長く属している私でも少々雑談するだけでも質・量ともに桁違いの情報です。こちらが取材を受けたのに、逆にこちらが様々な話題で勉強させていただいた時間となりました。

物流Weeklyさんのサイト

安全教育ミーティング

本日は安全教育ミーティングを行いました。
教材スライドあり、社内事例の分析あり、そして今回は社内の新体制の報告や、今後の営業方針の報告もあり、前回同様、予定より時刻をオーバーしてのミーティングになりました。

私はどうしても資料作成に時間をとられるので、細かいところまで気が回りませんが、休憩時間での飲み物の用意など、参加者が自主的に配慮してくれるのが、弊社のいいところです。

予告していた、外部研修参加のベテラン乗務員さんにも体験談を発表して頂きました。印象深く感じたことを話してもらえばいいですよと言っておいたのですが、やはり皆さんの前で発言するとなれば、きちんと自分なりに資料にまとめたものを用意していたので驚きました。でもだいぶ緊張してしまったとは、後での本人談。

今後も定期的に行いますが、終了後の雑談で、今後出来るだけ話が一方通行にならないように、全員参加型にしていこうとの意欲的な提案に、私は背中を押されっぱなしなのです!

実地研修の危険予知

ベテラン乗務員が一番印象深く語った、「危険予知」。
これは以前からテキストや最近では動画などでも訓練の教材などがありますが、今回は机上の研修ではなく、実地主体の研修です。

今回の研修では、通常の運転でアクセルを踏みながら、ある時点で急ブレーキを踏んで停止する場合の停止距離と、危険を予知した前提で、アクセルから足を離し、ブレーキに足を軽く載せた状態で、目標地点で急ブレーキを踏む場合の停止距離の違い。
この違いを実際に体感できるわけです。

特に危険を意識していなければ、通常はアクセルの踏みながら車は進みます。突然、何かが飛び出してきたとしたら、その時点でアクセルから足を離し、ブレーキペダルに載せ替え、踏み込んで初めてブレーキが効き始めます。

ここで、危険予知という事を意識していれば、例えば走行中に路地などが見えたら、その時点でアクセルから一旦足を離し、ブレーキペダルに載せた状態にします。
アクセルから足を話した時点で、ある程度エンジンブレーキがかかり、ペダルに載せた足を踏み込めばすぐにブレーキがかかるわけですから、意識していない時にくらべて、停止距離は短くなるわけです。

実際の研修では、交差点を模したコースで、前者の走行では交差点をオーバーし、後者の走行ではぎりぎち停止できたようです。講師の方いわく「もしここに子供さんが飛び出していたらどうなりますか?」!

話だけなら、それはそうだ、だけで終わりそうですが、やはり実車での体験というのは違います。聞いているこちらもこれは大事なことだと、早速、近く開催予定の安全教育ミーティングで、今回の乗務員さんに体験談を話してもらう時間を作ることにしました。

ベテラン乗務員さんの研修受講

先日、当社のベテラン乗務員さんが、外部の研修施設の安全に関する研修を受講しました。
今日は、受講した乗務員さんから、研修の内容や感想などを聞きました。
ほとんど丸一日に及ぶ研修ですから結構大変です。屋内の部屋での講習はせいぜい1時間程度で、あとはみっちり屋外で、実車を使用したさまざまな研修だったようです。

たくさんの経験を積んだ乗務員さんですから、逆にそういう立場から印象に残った点などを中心に聞きましたが、やはり内容は基本的とも言える事です。

第一に点検。オイルや水は当然のこととして、油断ならないのがホイールなどのナットの緩み。昔と違い、ほとんど機械で締める作業になっていますから、緩みに遭遇することはまずない。ところがその事が「緩みの想定」をなくしてしまうのです。点検ハンマーによる音で万が一の問題を見逃してはならないのです。

次に後退時の運転。これについては講師の人が、とにかく強調していたのが、バックをするまえにトラックのまわりを実際に1周して目視しなさいという事。これは「絶対」という事でした。以前に、今日は休日だからだれも周囲にいないだろうという安易な判断でバックをしたことで悲惨な事故が発生したことを例に上げ、何回も強調されたそうです。
実地の練習ですから、かなり狭いクランクのコースで、しかもトラックからは見えにくい低い障害物も置いてある部分をバックで進む練習を、「ゆっくり、安全確認しながら」と研修はすすんでいきました。

そして研修を受けた乗務員さんも、その話を聞くこちらも一番印象に残ったのが、危険予知という事でした。