さいたま市の川合運輸株式会社です

2012年11月21日Daily Archives

知ることが必要

今日は協会のセミナーに出席。

業界の高齢化が進んでいることに関して、健康問題や運転への影響に関する内容のセミナーでした。

始まる前に、中型免許導入の影響の深刻さを解説する映像が。これからも年々影響が顕著にあらわれるのでしょう。

講師はもともとタクシー業界の人のようですが、タクシーはもともと年齢は高いとは思っていましたが、現在の平均年齢は56.7歳なんだそうです。

セミナーは前半は、社会的規制の事などが中心でしたが、後半は具体的な対策に。
動体視力と年齢の関連から、疲労の特性、眠気の知識など具体的に説明がありました。

眠気の問題ですが、よくセミナーなどでは午後の時間帯に、講師が「お昼の後、眠い時間ですが。」といいますね。食事をした後、血液が主に消化にとられるため、眠くなるとか言われてきました。

ところが、アメリカでの研究では食事は関係ないとの事。

人間が眠くなるときは、1.体温が下がるとき 2.起床してから特定の時間帯 なのだそうです。

特定の時間とは、「起床後、8時間後、つぎに22時間後」で、朝6時に起床すると、8時間後は午後2時なので、お昼の後と思われがちなのですね。

少々意外だったのは、動体視力の衰えと事故率のこと。

40歳前後からすこしずつ動体視力は低下してくるのですが、55歳から60歳でぐっぐっと下がって来ます。では、この55歳から60歳の人が事故率が非常に高くなっているのか。答えがノー。

この年令の人達は、自分でも自覚が始まるので、運転を変えるので、割りと事故は少なくなるというのです。

実は、少しずつの低下がはじまる40歳前後から、55歳頃までの人が、あまり自覚がないために案外事故が多いとのこと。昔から40代のベテランの過信事故というのがありますが関連しているかも知れません。

該当する年齢の人は気をつけましょう。

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